先日、売れたはずの商品が、なかなか入金にならないことに気が付き、調べてみると、「請求書払い」との記載が。
この「請求書払い」メリットもあるのですが、入金が先延ばしになるので、数が増えると、販売者側にとっては、あまり嬉しくない支払い方法であったりもします。
今回は、「請求書払い」とは、いつ入金になるのか?そして、Amazonからの入金を早くする設定方法について解説していきたいと思います。
FBAの請求書払いとは?
「請求書払い」とは、「Amazon Business」という法人向けサービスで、利用資格を満たしている法人/個人事業主の購入者が、Amazonマーケットプレイスで、商品を購入した際に、利用出来る支払い方法です。
商品が出荷された月の月末で締め切り、翌月末までに支払えばいいのです。
つまり、後払いですね!
「請求書払い」のメリットとデメリット
メリット・購入される機会が増える
支払い方法の選択肢が多いということは、購入される機会も増えるということでもあります。
法人や個人事業主にとって、「請求書払い」は経理面で無駄な作業を削減するメリットもあります。
例えば、法人や個人事業主が、オフィス用品を購入する際に利用する通販サイトといえば、「アスクル」や「たのめーる」。
工具などは「モノタロウ」などが有名どころで、それぞれ専門性の高い特殊な品揃えも豊富です。
ですが、Amazonでは、「こんな物も売ってるの?!」と驚くぐらいに、他のショップに負けない、ダントツの品揃え。
法人や個人事業主は、オフィス用品はここから、資材や工具関係は、別のショップで…と購入するよりは、Amazonのサイト1か所で購入すれば、請求書も1つで済みますし、特別価格や数量割引商品があったりしますので便利です。
そんな購入者が増えれば、販売の機会も増えますよね!
果たして、マーケットプレイス出店者が、どこまでこの恩恵を受けるかは微妙ですが、商品の種類によっては、リピート購入もされやすくなりますし、少しメリットもありそうな気がします。
デメリット・入金が遅くなる
「請求書払い」の最大のデメリットは、売れた商品の代金の入金が遅くなるということです。
通常、売れた商品が出荷されると「ペイメント」に売上金額が計上されますが、「請求書払い」では、購入者が請求金額を支払うと、支払い期日から7日以内に金額が計上されます。
「請求書払い」で購入された場合、入金が最も遅い場合、2ヶ月位、かかります。
法人や個人事業主にとって支払いがなるべく遅くなる方が良いですが、販売者側にとっては、デメリットですね!
FBAの請求書払いの入金のタイミングはいつ?
「請求書払い」には、月末締め翌月末払いなど、さまざまな支払条件が適用され、その条件に応じて請求書の支払期限が異なります。
では、今回「請求書払い」で商品が購入された商品の代金は、いつ入金になるのでしょうか。確認してみました。
1.セラーセントラルの画面の「レポート」⇒「ペイメント」をクリック。
2.次に「未決債の請求書」をクリック。
すると、「請求書の支払い期日」を確認することが出来ます。
このケースでは、2019年1月25日に出荷された商品が、2019年2月28日が支払い期日となっています。
ということは、1ヶ月以上も、売れた商品の入金が遅くなるということですね。
もし、月始めの1日に購入された場合は、入金までに2ヶ月も時間がかかるということですね…。
すぐに入金してもらう支払設定方法は?
「請求書払い」の購入が増えると、入金が遅くなり、キャッシュフローが悪くなりますが、それを回避するためには、入金を早目に設定する方法があります。
設定は、その都度変更できますので、もし早目に入金してほしい時は、この方法でやってみましょう!
1.セラーセントラル画面、右上の「設定」をクリック。
2.次に、支払い情報の「請求書払いの入金タイミングの設定」をクリック。
3.この画面で、支払い設定をします。
手数料に注意
ただ1点だけ、注意点があります。
商品を発送した時に入金してもらえるように設定した場合は、支払売上高総額の1%の取扱手数料が、かかります!
1%手数料を余計に支払えば、Amazonが立て替え入金してくれるということですね。
まとめ
今回は、「請求書払い」についてまとめてみました。
マーケットプレイスの出店者にとって、入金が遅くなる支払い方法「請求書払い」は、数も多くなるとデメリットもありますので、セラーセントラルで、マメにチェックしましょう!
入金のタイミングも状況に応じて変更可能なので、上手に利用したいですね。。
・「請求書払い」は、入金が最大2ヶ月程かかる
・支払い設定で、入金を早く出来るが、手数料が1%かかる